“納豆づくりをはじめて三十余年。”
少しずつ改良を重ねながらも
国産大豆をふんだんに使い、
手づくりで大豆の味を引き出すことが
納豆づくりの王道と信じ、努めてまいりました。
揃った粒のかがやき、
ふっくら、もちもちとした食感と甘み、
コクのある味わい。
贅沢な材料と手づくりの技を、
ご堪能くださいませ。
なっとこちゃん
商品ラインナップ
納豆
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北海道産「ゆきほまれ」
手作り大粒納豆
たれ・からし 45g北海道産大豆“ゆきほまれ”を使用したクリーミーでふっくらモチモチ食感の納豆を、オーソドックスなたれとからしで味わっていただく、“なっとこちゃん”の看板商品になっています。
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北海道産「ゆきほまれ」
手作り大粒納豆
たれ・梅肉 45g北海道産大豆“ゆきほまれ”を使用した大粒納豆にたれと梅肉を合わせた爽やかな味わい。暑い時期でものど越し爽快。
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北海道産「ゆきほまれ」
手作り大粒納豆
しそのり 30g北海道産大豆“ゆきほまれ”を使用した大粒納豆としそのり風味のたれは一度食べるとクセになる美味しさです。
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北海道産「ゆきしずか」
手作り小粒納豆
ふりかけ・たれ 45g“なっとこちゃん”のラインナップの中で唯一、北海道産大豆“ゆきしずか”を使用した小粒納豆です。納豆工房なっとこちゃんのオリジナルふりかけを使用した特別な納豆を是非ご賞味ください。
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兵庫県産「佐用もち大豆」
手作り極大粒納豆
たれ・からし 45g佐用町の一部地域でのみ生産される佐用もち大豆を贅沢に使用した極大粒納豆になっています。またたれ・からしについても神戸の会社で製造されている自慢の純兵庫県産納豆です。
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北海道産「ゆきほまれ」
手作り大粒納豆
たれ・からし 100g手づくり大粒(醤油たれ・からし)のお買い得サイズです。
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なっとこちゃん12個セット
“なっとこちゃん”のたれ・からし(45g)・しそのり・小粒・佐用もち大豆の4種類を詰め合わせた店舗限定の食べ比べセットになります。
生豆
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生豆
北海道産「ユキホマレ」
300g定番納豆の大粒大豆!!
粒が大きくコクがあり旨味がとても強いのが特徴です。 -
生豆
兵庫県産「佐用もち大豆」
300g佐用町のみで栽培されている稀少な大豆。
もちもちとして甘味がこいのが特徴です。
「GIマーク」を取得しています。
※「GIマーク」とは産品の確立した特性と地域との結びつきが見られる真正な地理的表示産品であることを証するもの(農林水産省HPより引用) -
生豆
北海道産「ユキシズカ」
300g納豆に特化した小粒大豆。
煮豆や豆ご飯にも!
納豆とは違った味わいが楽しめます。
「納豆工房 なっとこちゃん」 とは…
どんなに障害が重くても社会に役立つその人らしい働き方を納豆の製造と販売、福祉アンテナショップの運営をとおして実現したいと、高砂市曽根町にオープンしました。
障害者と職員とが心をこめて手作りする納豆「なっとこちゃん」を是非ご賞味いただくとともに、より多くの方々にアンテナショップに足を運んでいただきたいと願っています。
また、納豆の製造現場も見ていただけますので、ご希望の方は担当者までご連絡ください。
納豆工房 なっとこちゃん
営業時間/10:00~17:00
定 休 日/日曜日・年末年始
〒676-0082 高砂市曽根町1780-1
TEL(079)448-5400
納豆づくりへのこだわり
今から三十余年前にはじまった納豆づくりは、法人創設者の一人である利用者の母から、自閉症支援の奥深さとともに、平成25年にワークホーム高砂へ引き継がれました。
これまで、協力いただいた保護者やボランティア、企業など、沢山の方の様々な想いを込めながら、小さな作業場からはじまった納豆づくりは歴史を積み重ねてまいりました。
法人設立時の言葉に、「あかりをつけて、それを台の下に置く者はいない。むしろ燭台の上に置いて照らすのである。そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かせなさい。」とあります。
障害者と職員が作った納豆。この自信作を輝かせること、これが私たちのこだわりです。強豪ひしめくスーパーの陳列棚に、私たちの商品が凜として並び立つこと、これが私たちの誇りです。お客様に美味しいと言っていただけること、これが私たちのよろこびです。
そして、障害の有無に関わらず、誰もがお互いを認め合いながら生きていける社会の実現が、皆のしあわせなのだと信じます。
私たちは、納豆づくりを通じて、皆様のしあわせを願いたいと思います。
ぼくとなっとこちゃん
納豆ライター … 村上 竜一
はじめての出会いは友人からのプレゼント
なっとこちゃんとのはじめての出会いは友人からのプレゼントだった。まだインスタグラムでの納豆レビューをはじめてから2ヶ月弱ぐらいしか経っていない頃。「なっとこちゃんっていう納豆知ってる?持っていくからレビューして欲しい」。その時にはじめて名前を聞いた。普通の納豆ならば、最後に納豆で終わるはずなのに、何で納豆で終わらないのか?と疑問に思った記憶が残っている。
その時にいただいたのは「小粒」、「大粒」、「しそのり」の3つ。中身を確認せず駅のホームで受け取り、ワクワクしながら家に帰って袋を開けた。想像以上に可愛らしいパッケージ。しかも1パック売りでカップタイプ。
驚いたのはこれだけじゃない。中の豆が本当に白かった。普段この人色白いな~と異性関係なく見つめてしまう感覚と同じものがそこにもあった。しかもスタイル(豆の形)も抜群なのだ。小粒に限っては、タレと一緒にゴマとノリとネギが入った薬味も付いてくる。
苦味が強すぎたり、
豆の味が濃すぎたりしない優しい味
せっかく3つあるので食べ比べてみることにした。大粒はスタンダードなかたさで、小粒は柔らかめ。普段100回はアベレージで混ぜるのだが、小粒は豆が溶けてしまったので数十回がベストなのかも。しそのりは大粒なので気兼ねなく混ぜて良し。しそのりのタレが美味しいからといって混ぜるより先に入れるのはナンセンスである(粘りが全然違ってくるため)。どれも味に関していえるのは苦味が強すぎたり、豆の味が濃すぎたりしない優しい味だということ。何ヶ月後か遅れて食した新作の「佐用もち大豆」も同じくらい白く、丸く、そして一段と優しさに包まれていた。混ぜれば混ぜるほど糸引きが生まれ、これをすするのが格別だった。近くのスーパーに売っていないので、早くまた食べたいと思うばかりである。
最後に、なっとこちゃんの由来は障害者支援を行う「ワークホーム高砂」の利用者であり作り手の方が「なっとこちゃん~、なっとこちゃん~」と口ずさんでいたことから。そんなこととは知らず、納豆レビューの知名度が徐々に上がり、会う人会う人に「最近食べた納豆で一番美味しいのはどれな?」と聞かれる度、すかさず「なっとこちゃん~」と口ずさんでいる自分がいた。
納豆についての
ご質問にお答えします。
Q&A
- どうして「納豆」と呼ぶの?
- 「納豆」は、寺の納所(台所)で作られていたことに由来するといわれ、納所豆と呼ばれていました。「納豆」の名は鎌倉時間の末からみられ、室町時代には唐納豆、江戸時代には寺納豆の名が文献に残っているようです。
- 納豆菌って何なの?
- 藁などの枯れた草などに存在する枯草菌(こそうきん)の一種です。粘り成分であるポリグルタミン酸や多糖らプロテアーゼなどを産生します。血液をサラサラにするナットウキナーゼは、大豆に付着した納豆菌が発酵することで生まれます。
- 納豆はどうやってつくるの?
- なっとこちゃんの場合、大豆を洗い約1日水につけ、十分吸水した大豆を圧力鍋で蒸煮します。蒸煮した豆に納豆菌を噴霧し、カップに盛り込み、発酵機で約40度、20~26時間発酵させた後、冷蔵庫で冷却・熟成させ完成です。
- 納豆にはどんな栄養が含まれているの?
- 血液をサラサラにする血栓溶解活性を有するナットウキナーゼのほか、大豆イソフラボン、たんぱく質、カリウム、ビタミンk、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンEなど、豊富な栄養素が含まれています。
- 納豆は朝昼夕いつ食べるのがいいの?
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朝に食べると、たんぱく質による代謝アップが期待できます。
夕に食べると、寝ているあいだにナットウキナーゼが働き、血液サラサラが期待できます。また、美容効果があると言われています。
- 納豆は1日にいくら食べるといい?
- 1日1パックが目安です。納豆は栄養価が高い食べものですが、バランスの良く召し上がってください。
- どうしてネバネバしているの?
- 納豆のネバネバは、納豆菌が大豆たんぱく質を分解して生まれるうまみ成分のひとつのグルタミン酸(アミノ酸)とフラクタル(糖)が正体です。よくかき混ぜることで、糸を多く引くようになります。
- 納豆の保管方法は?
- 10℃以下で冷蔵保存してください。
- 納豆は冷凍保存できるの?
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冷凍保存できます。納豆菌は、熱さと寒さに強いので、冷凍しても死滅せず、冬眠状態に入ります。
お召し上がりの際は、およそ半日かけて冷蔵庫で自然解凍してください。なお、保存期間は2ヶ月が目安となります。
- 納豆の表面の白い粒々はなに?
- チロシンと呼ばれて、アミノ酸の結晶です。体に害はありませんので、ご安心ください。
- 納豆て腐っているの?
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人に有益な微生物の作用のことを発酵と呼び、素材の美味しさを引き出し、栄養価を高めてくれます。腐敗は健康に害を与える場合をいいますので、納豆は腐っていないと言えます。
保存状況が悪く雑菌が入る等により腐ってしまうと、納豆は水っぽくなったり、全く糸を引かなくなったりします。
- 納豆はたくさんかき混ぜたほうが美味しいの?
- 栄養価的に変化することないと言われていますので、お好みの混ぜ具合で召し上がってください。混ぜることで舌触りがよくなると言われています。
- 昔、関西に納豆文化はなかったの?
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西日本では、気候が温暖で瀬戸内海などから漁獲される魚がおおくたんぱく質補給に困ることがなく納豆を食べる文化が発展しなかったと言われています。
やわらかく炊き上げた豆に、かつおと昆布の出汁が効いた甘めのタレを添えることで、なっとこちゃんは、関西人にも納豆を美味しく食べていただけるよう作っています。